家庭菜園

不織布ポットのメリットデメリット

一時期家庭菜園で流行した不織布ポットで1年間育ててみたら色々なことが分かったので
その報告をします

不織布ポットとは

不織布ポットは読んで字のごとく不織布でできた鉢のことです
こんな感じ

この不織布でできた鉢は作るものによって善し悪しがあることがわかりました
後程詳しく解説していきますが、まずは不織布ポットのメリットとデメリットについて大まかにまとめてみました

不織布ポットのメリット

  1. 病気になりにくい
  2. 安くて軽くて丈夫で長持ちする
  3. 排水性が抜群で水やりが簡単

大まかなメリットはこの5つです
では詳しく解説していきます

病気になりにくい

家庭菜園でもプロの農家でも作物を育てるうえで一番手がかかるのは病気の防除ということになると思います

うどん粉病、灰色カビ病、半身萎凋病、青枯れ病、黒枯れ病、すすカビ病、モザイク病等々
野菜を作るということはこういった色々な病気と闘っていくということでもあります

こういった病原菌ですが、一部空気感染するものもありますが、ほとんどが土壌に潜んでいる病原菌から
根や葉を伝って感染します



不織布ポットを使って栽培するメリットは、この病原菌を遮断して病原菌の少ない土で育てることができる点です



実際に同じ場所で去年地植えしたものは半身萎凋病や青枯れ病など色々な病気にかかってしまったのですが
不織布ポットのナスは今年は接ぎ木ではなく実生苗にも関わらず11月末まで元気に育ち収穫することができました

軽くて丈夫で長持ちする

不織布ポットのメリット2つ目は軽くて丈夫で長持ちするというところです

これはもうそのまま
布なので非常に軽いし、色々なメーカーの不織布ポットをネットで購入しましたが
どれも外れはなく、たくさん土を入れて持ち手をもって移動しても破れたりすることもありませんでした

引張には非常に強いです
ただ、角張ったところに引っ掛けた時にはさすがに破れました

それに不織布ポットは「割れる」ということがありません



プラスチックのポットは1年間紫外線を受けるとかなりもろくなり、移動するときに持ったところがバリっと割れてしまうことが多々あり
毎年鉢を買わなければならないという部分で残念に思っていましたが、不織布ポットは割れるということも破れるということもありませんでした

ナスやトマトになると根っこをどれだけ張れるかで収量も大きく変わってきますので
やはり20ガロンは必要になってくると感じました
10ガロンでは苗が大きく育つことができませんでした

メーカーにもよりますが、20ガロンサイズで1つ300円~400円です
10ポットでも3000円位
しかも8年間は使えると推奨しているメーカーもあり、実際に1年使ってみた感想としては
汚れはするもののほぼ劣化を感じませんでした
おそらくこれなら8年間使えるというのも嘘ではないだろうと思いました

排水性が抜群で水やりが簡単

野菜を育てていく上で意外に難しいのが水分の調整です

土の中がずっと湿った状態であり続けると根が酸素不足になり腐り始め生育に影響します
なので適度に乾く必要もあります

良く「排水性と保水性」という一見真逆のように思えるこの言葉は
植物を育てるうえでどちらも大切だと説明されていることがありますが
この意味は不織布ポットを使うことで理解できるかもしれません

※不織布ポットを使用する際には土は通常の培養土に少し黒土などの保水性が良い土を足して下さい
 夏に乾きすぎる場合があります

この不織布ポットはどんなに水やりしても不必要な分は排水してくれる点が優れています
なので、梅雨時にどんなに雨が降っても必ず不必要な分を排水してくれるのでこのおかげもあって病気にならなかったというのもあるかもしれません

と、ここまで不織布ポットのメリットについてまとめてきましたが
やはりデメリットと思える部分もありました

今度は不織布ポットのデメリットについてまとめていきたいと思います

不織布ポットのデメリット

  1. コケがつく
  2. 排水性が良すぎる

コケがつく

コケがつくのは不織布ポットに限らないのかもしれませんが
不織布ポットに付着したコケは普通には取れずらいです

なのでコケを取る専用の薬を使って取っていきます
日当たりの良いところにしばらく放置しておけば青いコケも茶色く枯れていきますので
急いでいる方やすぐにきれいにしてしまっておきたい方にはこういった専用のコケ取り剤をおすすめします

排水性が良すぎる

最後に不織布ポットのデメリットとして排水性が良すぎるということをあげておこうと思ます
これはメリットでもあるんですが、使用する土によっては排水性が良すぎてナスなどは夏場に1日水が持たない日が続きました

なので実がなかなか大きくならずに水やりの頻度が上がって苦労した部分があります

これはあとで解決できることになったのですが
バーミキュライトや黒土など保水性に長けた土を半分くらい混ぜると良いと思います。

それでも乾いてしまう場合には不織布ポットに袋を履かせると良いでしょう
ホームセンターなどで45リットル、60リットル、70リットルなどたくさんのサイズの袋が売っています
不織布ポットの口径に合わせた袋を買うといいと思います

結論、不織布ポットはあり?

不織布ポットについてメリットとデメリットをあげてきましたが、結論から言うと不織布ポットは「あり」です
非常に使い勝手がいいです

病気になりにくいというのが野菜を育てるうえでは一番のメリットだと思います

あとは真夏の保水性を確保するために土の配合にだけ少し気を使ってあげると水やりが楽になると思います

ただ不織布じゃなくても真夏は毎日水をあげる必要はあるので
毎年割れてしまうプラスチックで栽培するよりもたくさんのメリットを享受できる不織布ポットに軍配を上げました

環境などによって変わってくる場合もありますが、不織布ポットを使ったことのない人はぜひ一度試してみるといいかと思います





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